吃音(きつ音)・どもりでつまづくのは「電話」と「音読」

吃音(きつ音)・どもりを持たない人には、吃音(きつ音)・どもりでつまづいたり気にしたりしているところがわからないことがあります。

これは仕方ありませんので、気にしないで下さい。

むしろ知った時に、少しだけ気を遣える方が本人にとって少し気がラクになるのです。


授業の音読が最強に辛い

子供の頃の授業で、学校に行きたくない要素としてトップレベルに位置するのが「音読授業」です。

もちろんそれがない学校もあるかもしれませんが、教科書を読み内容を把握し同時に文字も理解する授業として効果の高い「音読」

これです。

人前で文字を読む。

これが子供ながらに日々の生活の中で辛い出来事です。

ひどい場合だと、さらに吃音を悪化させてしまう要因なので覚えておいて下さい。

だからと言って、授業を受けさせない・本人の順番を飛ばす、これらを行った方がいいと言っているわけではありません。

そうなると本人的に「やはり周りに迷惑をかけている」「自分はやっぱりみんなと違うんだ」と思わせてしまいます。

吃音の持ち主なので、あえて言いますがそれくらい面倒臭い要素があるのが吃音(きつ音)・どもりなのです。

今でも、周りに気を遣わせまくったなあという気持ちがありますし、おそらく一生忘れない屈辱だと思います。

屈辱と言っても、誰かに屈辱を受けたというわけではありません。

そんなこともできない自分に対して悔しいという意味です。

この課題をクリアするのは100回、1000回読ませればいいわけではありません。

私は1000回以上読んだ自身がありますが、それでも普通にどもってしまい周りの笑いに耐えられないことがありました。

ぜひまずは学校の先生に相談して欲しいと思います。

・音読が必要な授業なのかどうか(ただ読ませればいいという先生も中にはいますので)

・部分的に音読をさせるだけで大丈夫かどうか(2行程度読むというだけでも気分が楽です)

・周囲に気付かせず放課後別室で先生相手だけに音読をするという方法が可能か

対策については絶対に周りに知られないようにして下さい。

吃音(きつ音)・どもりを持つ子供の敏感さは、大人のそれを遥かに凌ぎます。


電話に出るという恐怖心が極めて高い

家の電話が鳴ります。

相手先は誰か全くわかりません。

つまり、何もわからない相手に話すということと同意なのです。

これも吃音(きつ音)・どもりを持つ人が恐怖を感じる一つです。

私は、極力電話に出たくありませんでした。

「はい、◯◯です」

という大したことのない言葉ですら、出ないことがあるのです。

つまり、無言になってしまうので相手先からしたら「?」となり、余計に焦ってしまいます。

焦ってしまうと吃音(きつ音)・どもりが出てしまい、相手先も何を言ってきているのかわからずもっとこちらに聞いてきます。

さらに焦ります。

こういった負のループが起こりえるのが電話のマジックです。

私も居留守を使うくらい電話に出たくなかったのですが、携帯が普及し始めた15、6年前から戦況が一変しました。

自分の携帯だったら割と普通に出ることが出来るのです。

これはなぜかというと「相手がわかっているから対応に焦らない」ということなのです。

「はい」という出方でもいいですし、「あいよっ!」という出方でもいいことがあるのです。

その変化はきっとあるはずなので、携帯をお持ちのお子さんがいる場合はちょっと注意深く見てみて下さい。

まあ大人に近づくにつれ、電話応対という大問題が出てくるのですが。

今回はこの辺にしておきましょう!

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